節約生活が身につくと、出費一つ一つが気になります。「ここでお金を使うべきなのかな…」「お金を使うべきだけど、なるべく抑えたいな…」と、お金をどう使っていくか考えが巡ります。
お金が出ていく時によく考えるようになって、いろいろな出費が目につくようになってきちゃった。
良い習慣が身に付きましたね。お金を有意義に使うために必要な力ですよ。
ありがとう。でもね、なんだか「ケチ」になった気がして…
それでは、「ケチ」と「倹約家」の違いについて、一緒に考えてみましょう。
「ケチ」と「倹約家」は、お金を使わない点では共通しています。それでは、何が違うのでしょうか。
この記事では「ケチと倹約家の違い」と、出費が気になる人の為の「ケチにならない工夫」をご紹介します。倹約家になって有意義にお金を使いましょう♪
0.お金を払う時に動くもの3選
「お金」は商品やサービスなど、欲しいものを得るためのツールです。
さらに、サービスといった目に見える形以外にも、お金を払うことの役割があります。そこで、お金を使うことの役割を3点をご紹介します。
①欲しいものを得る
お金の対価として自分の欲しい商品やサービスを受け取ることができます。
②ありがとうの気持ちを伝える
お金を使うことは「ありがとう」の気持ちを伝えること。確かに聞いたことある!
お金を払うことで欲しいものを得られる。自分の代わりに用意してくれた人や会社に「ありがとう」ですね。
Amaz0nが大企業に成長したのも、便利なサービスを作って多くの人から「ありがとう」を集めたからだね。
その通りです。私たちが相手に感謝を伝えたい時には、食事をご馳走したりプレゼントを渡したりしてお金を使うことでも伝えることができますね。
③応援したい気持ちを伝える
応援したい気持ち…。被災地や支援が必要な場所への募金がそれにあたるのかな?
そうですね。他にも①好きなメーカーの服を着る②産地を選んで食品を購入する③返納品の有無に関わらずふるさと納税するなど、「応援したい」気持ちはもっと身近な所にもありますよ。
お金を使う時に得られるものは
①商品やサービス等の対価
②「ありがとう」の気持ちを伝えること
③応援したい気持ちを伝えること
以上3点です。商品やサービスなどの目に見えるものだけでなく、「気持ち」を伝える大切な役割があります。②と③は両立する場面が多くありそうですね。
1.ケチと倹約家の違いは?
お金を使うことの意義を知ったところで、次は「ケチ」と「倹約家」の違いについて考えてみましょう。
「ケチ」と「倹約家」の違いについて、具体例を挙げて考えてみましょう。
例1)たくさんお金を使う人はケチではない?
衣食住といった普段の生活にたくさんのお金を使う人は「ケチ」でしょうか。
詳しい状況はわからないけど「ケチ」というイメージはないかな。
そうですよね。それでは、その方の友人が誕生日を迎えたとしましょう。誕生日プレゼントが「アメ玉」だったらケチですか。
極端な例えだね(笑)でも「ケチ」って思っちゃうかな。友人に対する、「普段の感謝の気持ちが」伝わってこないプレゼントだと思うな。
それでは、たくさんお金を使う人の中にも「ケチ」な人はいるということですね。
「たくさんお金を使う」人の中にも「ケチ」な人はいる。お金を使う金額では決まらない。
例2)あまりお金を使わない人=ケチ?
それでは、小学校1年生の子どもがお母さんに誕生日プレゼントとして「アメ玉」をあげた場合はどう感じますか。
限られたお小遣いの中で、プレゼントを選ぶ優しい子だと思うかな。
お小遣いが少ない小学校1年生に対して「ケチ」と思う人はあまりいませんよね。
うん。むしろ「相手が喜んでくれるかな」と思いながら準備する姿を想像すると、微笑ましく感じるな。
お金を使わないプレゼントでも「ケチ」とならないこともある。
結論)ケチと倹約家の違いは?
ケチと倹約家の違いをまとめてみました。
ケチ | 倹約家 | |
生活費 | 低~高 | 低 |
使うべき人・所に対して | 低 | 相場 |
優先順位 | 気持ち<お金 | 気持ち>お金 |
つまり、お金を使うべき時に使わない人のことを「ケチ」といいます。
普段の生活費が安くても、プレゼントを選ぶ時には相手が喜ぶものを選ぶ、趣味にはお金をかけるなど使い所を見極めている人は「倹約家」と言えるでしょう。
2.ケチにならずにお金を出す方法
「倹約家」になる為には、使い所には気持ちよくお金を使うことが必要なんだね。理屈はわかったけど、私にできるかな…。
お金の使い道にメリハリをつけることは、最初は難しいですよね。でも大丈夫。コツを3つ教えちゃいます^^
①多めに予算を用意しておく
大切なのは使うべき時に「気持ち」を優先させてお金を使うことです。余裕をもった予算額を設定しましょう。
1.イベントの予算を多めに組む
2.イベントに向けて貯金する
3.イベント当日は安心して楽しむ
4.残った予算は次のイベントの予算に回す
ポイント
残ったお金は次のイベントの予算に回しましょう。生活費にすると、イベントの金額を気にする習慣が抜けません。
②予算オーバーした時の対処法を用意しておく
予算をオーバーしそうになっても、対処法をきちんともっていれば心配ありませんね。
予算オーバーした時のための対処法
・全てのイベント共通の「予備費」を用意しておく
・イベントに向けて毎月いくら貯金できるか概算を把握しておく
・生活費を削った時に余分に貯金できる額を把握しておく
予算を多少オーバーしても「気持ち>お金」は変わりません。気持ちに余裕をもつために万一の時の対処法を考えておきましょう。
③ポイントの活用
気持ちを優先させてお金を使いますが、金額を抑える工夫は忘れずに!
使う金額が大きくなると、もらえるポイントも多くなりやすいです。同じ商品やサービスの中で、一番価格を抑えられるようリサーチしましょう。
3.まとめ
ムダなお金には敏感な「倹約家」。自分にとって大切なものを見極めて、メリハリをもったお金の使い方をしていきましょう。人を大切にしたい時、自分の趣味を楽しみたい時に、純粋な気持ちでお金を使えると素敵ですね。
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