詐欺師ホイホイの筆者がFX自動取引詐欺の勧誘を受けた話です。
具体例を一つでも知っておくことが、詐欺に気付くきっかけになるかもしれません。
誰でも詐欺に遭う可能性はあると考え、頭の片隅に留めておいていただけると幸いです。
0.筆者の印象
人当たりが良く見え、話しかけられやすい。町で道を聞かれる時は大体筆者の所に来る。ティッシュも大体配られる。(「あ、あの人に配ろう」と思われていることもある。)
頭が良い人に見られず気が強くもないので、騙されやすそうな印象?よって、詐欺師ホイホイ。
1.詐欺師に出会った場所
知人の大家さんに誘われ、不動産仲介業者さん主催の大家懇親会に行ってきました。
入場料は1000円程度、カフェを貸し切りにして行っていました。食事はバイキング形式、飲み物はアルコールも含めて飲み放題です。
2.詐欺師の印象
40歳位の男性で、年齢より若く見えます。清潔感がありイケメンの部類に入ります。
恰好はビジネススーツではなく、少し派手なシャツを着ていました。
3.詐欺師とのやりとり
大家業をしていると名刺交換からやりとりが始まります。例にもれず、私も詐欺師と名刺交換をしました。
いただいた名刺は透明のプラスチック製で、LINEのQRコードがついています。その場でLINEも交換しました。
プラスチックの名刺は初めてで印象に残ります。デザインもおしゃれで驚きました。
不動産の話もそこそこに、早速FXについて話し始めました。
「絶対に損しないんだ」「これが自動売買のツールだよ」「紹介しようか?」と案外ライトな感じ。話すのはずっと向こうのターンでしたが、嫌な感じにならないのがすごいと思いました。
詐欺師は1回の懇親会で色々な人と連絡先を交換するイメージがありましたが、実際は違いました。一人ターゲットを見つけると、その一人を引き込むために労力を注ぎます。「自分に時間を使ってくれたから」良い人、と判断するのは危険です。
4.後日につなげる方法
懇親会終了が近づき、飲み物のラストオーダーの時間になりました。
詐欺師は「不動産のコンサルをやっている知り合いがいるから紹介しようか?無料でコンサルしてもらえるよ」と第三者の紹介を提示してきました。
その場では「ぜひ、お願いします^^」と言いましたが、内心は「ひぇ~。詐欺師が増えた~。」と思っていました。その場で下手な事を言うと言いくるめられてしまうので(筆者は口下手)対面している場所から無事に逃げることが最優先です。
5.懇親会終了後
懇親会終了後、詐欺師から「コンサル(詐欺師2)に伝えておいたよ」と連絡がありました。そして、コンサル(詐欺師2)とのグループLINEがつくられてしまいました。
何度かコンサルの日を決めようと連絡があったので「まだ予定が分からなくて。。。」「ちょっと確認してみますね」とはぐらかし、忘れ去られようとしていました。
しかし、さすがは詐欺師。グループLINEや個人LINEを使って1週間と間を空けずに連絡してきます。
詐欺だと気付かぬふりでフェードアウトを試みていましたがムリだと悟りました。そこで、グループLINEも個人LINEも既読無視!!返信を返すことをやめました。
それからは詐欺師、詐欺師2の二人からの連絡は途絶えました。捕まりたくないですもんね。
6.考察
今回は筆者が詐欺だと気付いていた為、コンサルを受ける前にやり取りが終了しました。
万一詐欺だと気が付かずに詐欺師、詐欺師2に会ってコンサルを受けていたらどうなったでしょうか?
筆者が考える流れとしては(被コンサル未経験)
家賃収入の目標額を聞く
↓
物件購入総額を計算する
↓
手持ち資金の必要額を計算する
↓
手持ち資金の不足分をFXで稼ごう!
収入の1つの柱にしてしまおう!
と、きれいな流れでFX自動売買の契約をさせられてしまっていたのではないかと思います。
知り合いの弁護士さんに「ちょっとコンサルだけ受けてみようかな~」と冗談半分に言ってみたところ、「1回行っちゃうと個人情報売られちゃうからやめた方がいいよ」とのことでした。
7.まとめ
「簡単にお金が手に入るかも!」「大金が目の前に!」と思うと正常な判断ができなくなってしまうのが人間です。そうなった時に助けてくれるのは自分の知識のみ。
詐欺の大まかなジャンルを知るとともに、投資の分野におけるリターンの相場を知っておくことで自分の身を守れる可能性が飛躍的に上がります。
今回の詐欺案件では「FXで確実に儲かる」ということがそもそも詐欺という知識があった為助かりました。
どれだけ稼いでも貯めても、騙されてしまっては全てを失ってしまいます。「自分は騙されない」と思わず、数字で判断していくようにしましょう。
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