家賃を抑える方法はこれ!家賃を下げるメリットと引越し先の選び方

固定費削減
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一番大きな支出「家賃」が節約できれば、月に数万円の支出を抑えることも可能です。この記事では家賃を抑えるメリットとあなたにぴったりな物件の選び方を大家目線で解説していきます。

・家賃を抑えたい方

・引っ越す予定のある方

・家賃を抑えた時の節約効果を知りたい方

この中に1つでも当てはまる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事を書いた人
猫

・節約生活を経て借金20万円から1,000万円を貯金

・大家歴7年目

・一人暮らしにて5物件を経験

家賃を抑えることのメリット

家賃は最も大きな生活費を占めるので、節約しやすい項目の一つです。さらに、一度家賃を抑えてしまえば今後一切何もせずに節約効果が続きます。

そして家賃以外にも以下の面で費用を抑えることができます。

  • 物件契約時の仲介手数料(家賃1か月×消費税)
  • 敷金・礼金
  • 物件の契約更新料

それでは実際に計算してみましょう。

物件の契約の多くは2年なので、家賃を1万円下げた場合の2年間の金額差を出してみます。敷金、礼金、更新料、保証会社利用料(連帯保証人の代わり)はそれぞれ1か月としています。

契約時費用家賃6万円家賃7万円
仲介手数料6.6万円7.7万円
敷金・礼金12万円14万円
保証会社利用料6万円7万円
火災保険2万円2万円
小計26.6万円30.7万円
2年間の家賃家賃6万円家賃7万円
小計144万円168万円
更新料家賃6万円家賃7万円
物件の更新料6万円7万円
保証会社更新料1万円1万円
火災保険料2万円2万円
小計9万円10万円
合計179.6万円208.7万円

敷金は退去時に戻ってくることが多いですが、入居時に必要な資金でもあるため計算に含みました。

家賃が2年間で約29万円の差となりました。家賃以外にも様々な費用がかかる為、家賃以上に削減んすることができました。少しでも安い物件に、少しでも早く引越ししたくなりますね。

それでは、実際に家賃を下げるにはどうしたらよいでしょうか。次からはその3ステップを解説していきます。

妥協できる条件を見つけよう

一度上げた生活水準を下げることは難しいと言われています。予算内の最高な物件を探すのではなく「譲れない条件」「妥協できる条件」に分けてできる限り家賃を抑えていきましょう。

  • 家の広さ
  • バストイレ別
  • フローリング
  • オートロック
  • 駅からの距離
  • 駐車場の有無
  • 通勤・通学時間
  • 近隣の環境
  • 日当たり
  • 築年数

妥協できる項目が増えるほど、家賃を抑えることが可能です。筆者は5物件を経験しており、駅から徒歩20分の家にも徒歩3分の家にも住んだことがありますし、3点ユニットも和室も経験しています。

それらの経験から、あなたの許容できる条件を一つでも多く見つけられるよう解説していきますので参考にしてみてください。

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1.家の広さ

少ないスペースで生活できれば、家賃の安い狭小物件も引越しの候補に入ります。また、荷物が少ないので引越し時のトラック費用も安く済みます。

断捨離をすること自体が節約生活に必須と言われている上、引越し時において支出の削減に直結します。引っ越し先を選ぶ前に、断捨離するだけでも数万円の価値となりそうです。

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2.バストイレ別

一度バストイレ別の家に慣れてしまったら、3点ユニットバスに戻すことはハードルが高いと感じるかもしれません。しかし、ここを許容できれば大きく家賃を削減できる為、積極的に検討したい項目でもあります。

ど~うしても許せない!という方はバスタブなしの「シャワールーム」の物件もおすすめです。お風呂掃除も簡単ですし、温水便座も使えます。

因みに節約生活中の「浴室乾燥」や一人暮らしの方の「追い炊き機能」は不要です!設置費用が高いので、家賃が安くなるはずがないんです(泣)貯金を貯めきったら検討しましょう。

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3.フローリング

こちらも許容できると家賃を大幅に下げられるので積極的に検討したい項目です。畳は古臭いイメージがあるかもしれませんが、実は抗菌作用があったり、室内の湿度を調節してくれたりする効果もあるんです。

クッション性や断熱性があるのでラグがなくてもどこにでも座ったり寝たりすることができ、慣れると住みやすいという方も少なくありません。また、ある程度の遮音性もあので、フローリンングに比べて足音が響きにくいことも嬉しいポイントです。

和室の意外なポイントは収納力が高いことです。押し入れは奥行きがあり、収納力バツグン。生活スペースがそこまで広くなくても、押し入れをうまく活用することで快適な環境にすることも可能です。

どうですか。和室もいいな、と思ってきたでしょう笑

4.オートロック

オートロックの物件であればある程度の不審者を防げます。一方で、不審者全員を敷地内に入れないというのは不可能です。また、一軒家の場合はそもそもオートロックがありませんよね。

そこで、「モニター付きインターホン」の有無を基準にする方法もあります。

そうは言っても、モニター付きインターホンだけでは玄関前に人が来ることを防げないことは事実です。ここを妥協すべきかは個人の価値観による所が大きいでしょう。

5.通勤・通学時間

通勤・通学時間が少ないほど、時間の余裕が生まれます。近くに手頃な家賃の物件があれば良いのですが、難しいエリアも少なくありません。一方で通勤・通学を毎日している方は、ここを妥協しすぎると生活満足度が下がってしまいます。

そこでおすすめなのが数駅隣の「急行が停まらない駅」です。急行が停まる駅は利便性から家賃が高い傾向にあります。職場・学校の最寄り駅の近くの家賃が手頃な駅を探してみましょう。

テレワークができる職場であれば、通勤時間の心配なく物件を選ぶことができますね。

6.駅からの距離

駅からの距離を妥協することができたら、物件の選択肢はかなり多くなります。駅から距離のある物件に住む場合は、自宅の最寄り駅近辺に月極の駐輪場などが空いているかをチェックしておきましょう。

一方で、電車をあまり使わない方であれば、ここを妥協点として大幅に費用を抑えていきたいですね。

7.駐車場の有無

住んでいる地域や家族構成、仕事により車を持つことが必須の方は、駐車場の契約が必須です。車が必須の場所であれば、駐車場を用意している場合がほとんどです。

反対に「駐車場が用意できなかったから」と家賃を下げている物件があれば狙い目です。自身の許容範囲内に月極駐車場が見つかれば、家賃をかなり抑えられます。

8.その他

上記7項目ほど家賃に影響はないものの、生活に影響を与える条件をまとめてみました。

近隣の環境

治安の良さ、スーパーの有無、保育園や小学校の近さ、趣味の場所など、自身の生活スタイルにより必要な周辺環境は異なります。これだけは、という条件以外は一度考えずに物件を見て、それから生活スタイルを工夫してみても良いかもしれません。

筆者は物件の近くにスーパーが欲しかったのですが、物件選びの際に諦めました。自宅からは少し歩かなければならず不便かと思ったのですが、仕事帰りに駅近くのスーパーに寄ることで解消できました。

さらに、休日はスーパーに行かずに生活するようになったので時間とお金の節約になっています。結果として、スーパーから距離のある物件を選んで正解でした。

絶対に譲れないこと以外は、条件から一度外して考えてみましょう。

日当たり

日光にはセロトニンと呼ばれる神経伝達物質の分泌を促し、気分を改善する効果があります。 日当たりが悪い家に住んでいると、気分が落ち込みやすくなったり、ストレスが増えたりする可能性があります。

日常生活において多くの時間を自宅で過ごす方は、日当たりの良い物件を選ぶ方が良いでしょう。反対に、自宅にあまりいない、帰宅後は寝るだけという方は、そこまで気にしなくて良い条件かもしれません。

築年数

物件がどれだけ綺麗かは、メンテナンスによる所が大きいです。部屋の間取りもある程度であれば後から変更可能です。ですから築年数に大きくこだわる必要はありません。

1983年以降の物件が安心?

「新耐震」という言葉を聞いたことがありますか?

「新耐震」基準は、1981年6月1日以降に耐震性の確認を行った物件全てに適用される法律です。(旧耐震)建築が完了したであろう1982年以降の物件、マンション等においては1983年以降に建てられた物件を選ぶ方が安心かもしれません。

一方で、この法律は物件の造りに言及したものなので、その土地の地盤の強さ等は考慮されていません。一つの目安として考えておきましょう。

番外編:シェアハウス

実は、家賃を抑える為の手っ取り早くて最強の方法がこちらです。しかしデメリットも多く、万人にはお勧めできかねる難しい物件でもあります。

デメリットとしては、キッチンや洗面台、風呂、トイレ等の数に限りがあるので、混んでしまった時に不便であること。そして、同じ物件の中で部屋を区切っているので、生活音が響きやすい点です。

また、入居者との相性が良くないと居心地が悪いという点も懸念点です。

以上のことが大丈夫だという方は、シェアハウスを試してみるのも良いでしょう。

おまけ:筆者の場合

私は週に5日通勤しています。5物件経験した上で満足度が高かった項目は「駅からの距離」「通勤時間」「近隣の環境(安いスーパーがある)」でした。移動時間が短いと生活満足度が高いです。そして、生活圏に安いスーパーがあることで、数千円〜数万円の節約にもつながっています。

まとめ

家賃を削減するメリットと家賃を抑えるための条件探しについて解説しましたが、妥協できそうなポイントは見つかりましたでしょうか。あなたの家賃を抑えることに少しでも役立てていれば幸いです。

最後まで読んでくださりありがとうございました^^

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