将来の生活を考えて、なるべく貯金をしておきたい。その為には、なるべく支出を抑えられるようお金の使い道を取捨選択することが必要です。
でも、ちょっと待って!その選択は本当に節約になっているでしょうか。
この記事では節約を考える人が陥りやすい「安物買いの銭失い」についてと、そこから抜け出す方法について解説します。
0.いつ安物買いの銭失いになるの?
金額を気にせず買い物できればよいのですが、生活を考えて予算を立てることが多いですよね。そこで、「予算」と「目的」の2つを果たす一つの選択が代替品です。
目的に合った代替品を選ぶことで、満足度を下げずに出費を削ることができます。一方で、誤った選択をすると「目的」を果たすことができず「安物買いの銭失い」になってしまいます。
節約の為の代替品でお金をムダ遣いしていては本末転倒です。代替品を選ぶ時こそ、「安物買いの銭失い」にならないよう気を付けましょう。
1.必要のないものは購入しない
そもそも、代替品を購入する理由は「予算内」で「目的」を果たすためです。「予算内だから」という理由だけで購入し「目的」を果たさないものは購入するべきではありません。
不要な買い物をして「安物買いの銭失い」にならないよう、お金を払う目的を明確にしましょう。
2.代替品を選ぶ時は目的を明確にしてから
購入目的を明確にするには、一体どうすればよいのでしょうか。具体例を挙げて一緒に考えていきましょう。
この選択肢の中から何を選べばよいのでしょうか?実は、全ての選択肢が正解にも不正解にもなり得ます。その時の目的に合った選択肢が正解となるからです。
それでは、目的に合った選択肢を選んでみましょう。
正解は「2.別のブランドの財布を選ぶ」
好きなブランドはあれど、財布にこだわりがなければ予算内で選べぶことで目的が果たされます。
正解は「4.お金を貯めてから好きなブランドの財布を購入する」
欲しい財布が決まっているのであれば、無理して我慢する必要はありません。購入までに時間がかかったとしても、自分のペースで目的を達成する方法を選ぶべきです。
「1.同じブランドのキーケース(1万円)」「2.別のブランドの財布(1万円)」のどちらを購入しても「好きなブランドの財布が欲しい」気持ちはいつまで経っても満たされません。それどころか、購入額1万円が丸々ムダになり、欲しい財布を手に入れる道を阻んでしまいます。
目的を達成できないものにお金を使うことこそ「安物買いの銭失い」となる典型例です。自分自身の目的を明確にして満足度の高いお金の使い方をしていきましょう。
解決策:目的を分割する
〔筆者:ぷこ〕が自分へのご褒美にブランドの5万円の財布が欲しかったらどうするか?を具体的に考えてみました。
・自分へのご褒美がすぐに欲しい
・5万円のブランド財布が欲しい
自分へのご褒美がすぐに欲しい気持ちと、ブランド財布を購入したい気持ちを分けました。そして、1つずつ目的を達成していくことにします。
①自分へのご褒美は満足度の高い代替品にする
〔筆者:ぷこ〕は甘いものが大好きなので、普段は買わないケーキを購入。おいしい紅茶と一緒にいただきます。
②お金を貯めてブランド財布を購入する
すぐには用意できない大金も、時間をかければ目標額は近づきます。5万円が用意できたら目的のブランド財布を購入します。
目的を分割することで、達成する道筋が見えてきます。自分が何を必要としているのかに目を向けて、よりよい選択をしていけると良いですね。
まとめ
購入目的を明確にすることで「安物買いの銭失い」にならずに節約できます。代替品の購入を検討する時は、欲しい理由を考えて目的に合っているかを確認しましょう。
節約できる所は節約をし、欲しいものはお金を貯めて購入する。ムダな出費を抑えながらも、満足度の高いお金の使い方をしていきましょうね。
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